ニサルガダッタ・マハラジの直弟子で、自己の本質について教え続けていたインドのラマカント・マハラジが、8月31日に亡くなったことを知った。
Ramakant Maharajのウェブサイト
https://www.ramakantmaharaj.net/
2年半ほど前に彼の存在を偶然知り、たしかその一週間後くらいには翻訳以外のもろもろの記事をこのブログから一気に消したのだった。今となっては何がそうさせたかをあまり思い出せないのだが、自分の戯言が我慢出来ないくらい猛烈に恥ずかしくなったその感覚はかなり覚えている。
結局は削除した記事もいつのまにか復活させてしまったが、振り返ると、やはりあの時点でやめていればよかったとも思う。
最近寝る前に須賀敦子の本を再読している。どれもこの世を去った人々の話ばかりであることに改めて気づく。そうしながら虫たちの淋しげな声を聴いていると、網戸からふと入ってくる冷たい風にそのまま溶けて消えていってもいいような心持ちになり、それが妙に心地いい。
合掌。